FM 長野エコチル信州応援団

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3月26日(金)「エコチル調査について③」


この番組は、育児に奮闘中のお父さん・お母さんを
応援するとともに、子供の健康と環境の関わりを
長期間にわたって調べる「エコチル調査」について
ご紹介してきました。

最終回となる今回は、
エコチル調査で明らかになってきたことについてご紹介します。
 
 
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【お話】野見山哲生先生
(エコチル信州 甲信サブユニットセンター長、信州大学医学部教授)
 
 
●10年ほど前からスタートしているエコチル調査。
全国で10万組、長野県内でも2700組以上の親子が
調査に協力していますが、その中で明らかになってきたこともあります。
今日はそれについてご紹介いただけますか?
→エコチルの初期の段階で、お母さんの中には妊娠中に
飲酒を続けておられる方がいることがわかりました。
妊婦の飲酒については、かねてからお子さんに影響があるなどと
言われていましたが、それが本当なのか調査しました。

一部はすでにご報告していますが、
近年甲信サブユニットで分析したところでは、
先天性心疾患や男性外性器異常、口唇口蓋裂、および四肢形成異常、
脳奇形、消化管閉鎖疾患など先天性の形態異常と言われるものは、
妊娠中の飲酒の有無や1週間当たりの飲酒量との関連は
ないことが明らかになりました。
こういう医学的な研究をやりますと、常に
『何かが健康に影響がある』ことが目につく発表ばかりですが、
このように『関連がない』ことを明らかにすることもできます。
(※ただし、妊婦は基本的に飲酒量が多いことはあまりないため、
飲酒が少ない方々の中での結果という限定付きではあります。)
 
 
●こうした論文の概要は、環境省のエコチル調査のページにも
掲載されていますので、興味のある方はご覧いただけます。
また、これからも調査が進むにつれて、
子どもの健康に関わる様々なことが明らかになってくると思います。
野見山先生は、このエコチル調査について
どんなことに期待をされていますか?
→いち研究者としては、今まで明らかになっていないことが
どんどん明らかにできるという意味で、
非常に意義あるものだと思っています。
そしてひとりの人間としては、子育てに非常に不安を抱えている
お母様たちにエビデンスを届けることによって、
自信を持って子育てすることに結びつけていただけるのでは
ないかと思っています。
ですので、今後様々なエビデンス、事実を明らかにして、
皆さんにお届けできればと思っています。

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この調査が今後も順調に行われ、子どもたちの
健やかな成長のために役立てられることを願います。
 
環境省が進めるエコチル調査や、親子で楽しめるイベント、
育児に役立つ情報をご紹介してきたこの「エコチル信州応援団」は
今回が最終回です。いままでお聞きいただきありがとうございました。

2021年3月26日 14:00

3月19日(金)「エコチル調査について②」


 2011年からお送りしてきましたこの番組は、
今月いっぱいで放送を終了することになりました。
そこで先週からこの番組のタイトルにもなっている
「エコチル調査」について、その意義をおさらいしつつ、
現状についてもご紹介しています。
今日は、長野県内でのエコチル調査についてです。

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【お話】野見山哲生先生
(エコチル信州 甲信サブユニットセンター長、信州大学医学部教授)
 
 
●先週、エコチル調査は子どもたちの健やかに育つ環境を作るために、
環境省が全国15の拠点で10万人を超えるお子さんに
参加していただいいて行っている大規模な全国調査だとご紹介しました。
この15の拠点の1つが、先生がセンター長を務める
「甲信サブユニット」なんですね?
→甲信サブユニットは、全国で15あるユニットのひとつ
「甲信ユニット」のうちのひとつです。
甲信サブユニットは上伊那郡の8市町村にお住まいの
お子さんを対象として、お子さんと親御さんに参加協力をいただいています。
およそ2700組の方々が参加していただいています。
 
 
●では一番早いお子さんですと、もうすぐ10歳を迎えるわけですね。
この調査はお母さんのおなかの中にいる時から
13歳になるまでですからもう終盤に差し掛かっている方も
いらっしゃるということですが、
実際調査というのはどのような形で行われてきたんでしょうか。
→基本的に6ヶ月おきに質問票をお送りし、
記入・返送していただくことによって行っています。
その他、生まれる前はお母さんの採血や臍帯血などの採取、
生まれて間もないお子さんの髪の毛の採取も行いました。
それから一部の方には詳細調査ということで、
自宅の環境中のハウスダストなどの採取をさせていただいたり、
より多くの医学的検査・精神神経発達検査なども
行わせていただいている方もおられます。
 
 
●長い間協力し続けるのは決して楽なことではないですから、
同じ親として頭が下がる思いです。
ご参加いただいている親子の皆さんからは、
エコチル調査に対してどんなお声がありますか?
→調査への参加を継続していくのが大変というお声も
一部の方からはあります。また一部の方からは、
結果を知りたいというお声もあります。
エコチル調査は、得られた情報を常に社会に還元していくことも
並行して行っている調査ですので、
可能な限りそういったご要望にお応えしたいと考えています。
 
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この調査で得られた貴重な情報は、
次の世代のお子さんたちの健康を守るための重要な研究材料となります。
そしてもちろん、これまでの調査から既に得られているデータでも
様々なことがわかってきているんです。
エコチル信州応援団最終回となる来週は、
いままでに明らかになったことについてご紹介します。
 

2021年3月19日 14:00

3月12日(金)「エコチル調査について①」


2011年からお送りしてきましたこの番組は、
今月いっぱいで放送を終了することになりました。
そこで、今週からの残り3回は、この番組のタイトルにもなっている
「エコチル調査」について、その意義をおさらいしつつ、
現状についてもご紹介していきます。

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【お話】野見山哲生先生
(エコチル信州 甲信サブユニットセンター長、信州大学医学部教授)

 

●エコチル調査とはどんなものですか?
→子供たちが健やかに育つ環境を作るために、
2011年1月から環境省の主催で調査を開始しました。
全国15カ所の拠点で10万人を超えるお子さんに参加していただき、
日本全体で行っている大規模調査です。

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時から13歳になるまで、
基本的には半年ごとに1回、質問票などを用いて
定期的に体の様子や生活の様子などについて確認させていただいています。
それを通して、生活において暴露される化学物質が
子供たちの成長発達にどのような影響を与えるのかを
明らかにしていく調査です。
エコチルという言葉は、「環境」の「エコロジー」と
「子供」の「チルドレン」を掛け合わせた造語です。
 
 
●エコチル調査をなぜ環境省が行っているのか、
その背景と理由を教えてください。
→近年、様々な子供に関する病気(ぜんそくやアトピーなど)が
増えてきました。一方で、その原因は明らかではありません。
その上で、様々な化学物質が今この世の中で使われて
暴露があることから、この2つの関連があるかどうか
確認していこうというのがこの調査の背景です。

お子さんはこういった化学物質に関して、お腹の中にいるとき
(細胞が分裂するタイミング)に化学物質に暴露をする
可能性があるため、非常に脆弱であるといわれています。
ですので、こういった影響がもしもあるなら、
将来的に環境を改善することができる。
その確認のために環境省が調査を行ったということです。
 
 
●喘息やアトピーももちろんですが、食物アレルギーのあるお子さんも
珍しくなくなっています。
エコチル調査によってその発症原因を特定したり、
将来的には予防・治療に繋げていく可能性があるということでしょうか。
→私どもが子供の頃はアトピーなどは聞き慣れないものでした。
私が医師になった1992年頃は、アトピーの原因などを
明らかにするのは難しいこととされていましたが、
近年になってこれだけ病気が増えてくると
明らかにすることがやはり必要になってきて、この調査が計画されました。
この調査を治療や予防に結びつけることができれば、
お子さんが安心して生活できる環境がつくれるということです。
 
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親ならだれでも願う、子どもの健やかな成長。
その健康を脅かす要因が暮らしの中に潜んでいるとすれば、
早めに知って避けたいですよね。
その確かな根拠を探るための調査がエコチル調査。
非常に大切な調査だということがわかります。
次回は、この調査がどのように行われているのかについてご紹介します。
 

2021年3月12日 14:00

3月5日(金)「ママの輪~親子のぬくもりケア~」


昨年から今年にかけて出産されたお母さん。
育児、そしてご自身の体調や体力の回復は順調でしょうか。
女性の体はホルモンや骨盤の筋肉の影響で、
出産の前後で大きく変化しますよね。
そこに慣れない育児や家事の負担が加わると、
身体のトラブルが多くなりがちです。
さらに、新型コロナウイルスの心配もあって、
なかなか外出も出来ず、自分の体をケアしたくても
思うようにいかないなと感じているお母さんも
たくさんいらっしゃると思います。
 
そんな中、上田市の丸子中央病院では昨年の春から、
おうちで簡単にできる効果的な産後ケアを教えてくれる動画を
「ママの輪」というタイトルで配信しています。
指導してくれるのは丸子中央病院の理学療法士さんたち。
女性特有の不調や出産前後の身体の変化に詳しいプロが、
腰痛や尿トラブルなど産後に出がちな症状に対応した体操を
わかりやすく指導してくれます。
現在までに配信されている動画は全部で12種類。
お手持ちのスマートフォンやパソコンからYoutubeで見られます。
1つのメニューにつき数分と短時間にまとめられていて、
ストレッチをメインとしたゆっくりした動きなので、
誰でもチャレンジできますよ。
 
さらに今月からは、
「ママの輪~親子のぬくもりケア~」というタイトルの
オンライン講座の開催も決定しました。
オンライン会議ツールZOOMを使った講座なので、
理学療法士さんとのやり取りも可能です。
リアルタイムで疑問や質問に答えてもらうのはもちろんのこと、
他の受講生のママさんたちとオンライン上で
交流することもできるということです。
コロナ禍でお出かけを控えていると、人との会話が減って、
育児の悩みやストレスを抱えることもありますよね。
産後間もない方同士であれば、
共感できることや共通の悩みも多いでしょうから、
体作りだけでなく、心の負担を軽くすることにも
つながるかもしれませんね。
 
このオンライン講座「ママの輪~親子のぬくもりケア~」は、
今月から月1回のペースで全3回、腰痛・尿トラブル・
くびれエクササイズをテーマに開催。
6月から8月にかけても同じ内容で開催が予定されています。
定員は各回6名で、参加は無料。
お子さんと一緒に参加でき、途中の入退室も自由となっています。
事前のお申し込みや詳細の確認は、
丸子中央病院のホームページからどうぞ。
定員に達した場合は申し込みが終了となりますので、
お早めにチェックしてくださいね。
お電話でのお問い合わせは、丸子中央病院 経営企画課、
0268-42-1136までどうぞ。

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2021年3月 5日 14:00

2月26日(金)「星よりも、遠くへ」


2011年3月11日に発生した東日本大震災。
あれから10年の節目となる3月が、間もなくやってきますね。
 
松本市里山辺にある松本市教育文化センターでは3月6日と13日に、
震災をテーマとした『星よりも、遠くへ』という
プラネタリウム作品を今回初めて特別投影します。
 
この作品は、仙台市天文台が制作したものです。
仙台市天文台は、震災の日の星空を被災者の手記とともに残し
伝えていく取り組みとして、まずはこの作品の前身となる
プラネタリウム番組「星空とともに」を制作。
震災翌年の3月に公開されたこの番組はその後、
全国のプラネタリウム施設でも投映されるようになりました。

そして、今回投影される「星よりも、遠くへ」は、
前作では伝えきれなかった思いを込めて2018年に制作されたものです。
東日本大震災の夜、大停電で真っ暗闇となった被災地を、
6等星までくっきり見えるほど満天の星たちが照らしていました。
寒さと心細さを抱えた被災者たちの心に寄り添った星空の物語を、
プラネタリウム版ドキュメンタリー作品でご覧ください。
自然や災害について考えるきっかけとして、親子で足を運んでみませんか?

投影は3月6日と13日、どちらも夕方4:15から。
料金は無料ですが、先着90名のみの予約制となっています。
予約は、6日開催分は明日27日から、
13日開催分は3月6日のいずれも朝8時半から、
松本市教育文化センターの電話・FAXで受け付けます。
詳しくは、松本市教育文化センター、
0263-32-7600までお問い合わせください。

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2021年2月26日 14:00

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