10月28日(金)「エコチル調査でわかってきていること」
今回から4回に渡って、エコチル調査に関する情報をお伝えします。
エコチル調査は、赤ちゃんがお母さんのお腹の中に
いるときから13歳になるまで、生活環境の中にある
様々な物質や生活習慣などと、子どもたちの成長や病気との
関係を調べる大規模な調査です。
今日はエコチル調査甲信サブユニットセンター長で、
信州大学医学部教授の野見山哲生先生に、
現在分かってきた喫煙と赤ちゃんの体重についてうかがいました。
エコチル調査は、赤ちゃんがお母さんのお腹の中に
いるときから13歳になるまで、生活環境の中にある
様々な物質や生活習慣などと、子どもたちの成長や病気との
関係を調べる大規模な調査です。
今日はエコチル調査甲信サブユニットセンター長で、
信州大学医学部教授の野見山哲生先生に、
現在分かってきた喫煙と赤ちゃんの体重についてうかがいました。
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●喫煙経験のない母親から生まれた赤ちゃん(約3100g)と、
現在も喫煙している母親から生まれた赤ちゃん(約2960g)では
出生体重に平均で140g弱の差(統計学的に有意な差)が出ています。
●ただし、喫煙を妊娠前もしくは妊娠の早期でやめれば
子どもの出生体重にはほとんど影響がないことが分かりました。
従って、妊娠を希望している女性は禁煙をしていただくことを
強くお勧めします。
現在も喫煙している母親から生まれた赤ちゃん(約2960g)では
出生体重に平均で140g弱の差(統計学的に有意な差)が出ています。
●ただし、喫煙を妊娠前もしくは妊娠の早期でやめれば
子どもの出生体重にはほとんど影響がないことが分かりました。
従って、妊娠を希望している女性は禁煙をしていただくことを
強くお勧めします。
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来週はアレルギー疾患に関しての情報をお届けします。
2016年10月28日 14:00