FM長野 エコチル信州応援団

FM長野 エコチル信州応援団  »  10月2日(金)「エコチル調査からわかったこと③」


詳しくは下記コールセンターへお問い合わせください。

「エコチル調査」に関しては、
コールセンター フリーダイヤル
 0120-53-5252
  (9:00~17:00年中無休)

「エコチル信州」に関しては、
 0263-37-3180
  (9:00~17:00
     月~金曜日、祝日を除く)
エコチル信州ホームページ FM長野トップページ 協力医療機関の拡大について メッセージはこちらから
◆◆◆ 更新情報 ◆◆◆

10月2日(金)「エコチル調査からわかったこと③」


環境省が実施している大規模な疫学調査「エコチル調査」。
今回、「エコチル調査甲信ユニットセンター」の
信州大学が中心となって行った研究で、
妊娠中に殺虫剤を使用する頻度が高いと赤ちゃんに黄疸を引き起こす
「新生児高ビリルビン血症」という病気の発生率が20%上がり、
スプレーやローションタイプの虫よけ剤を使う頻度が高いと
逆に30%程度減ることがわかりました。
親としては気になる結果ですが、
この病気自体は深刻なものなんでしょうか。
信州大学医学部小児医学教室の柴崎拓実先生に伺いました。
 
******************************************************
 
【柴崎先生のお話】
日本人は特に新生児黄疸は出やすいといわれていますが、
実際に6割以上の方で見た目で明らかに黄色くなる
「顕性黄疸」と言われるような状態になります。
黄疸が出ること自体は決して珍しいことでもないですし、
気にする必要はないんですが、あまりにも程度が
強かった場合は光を浴びる治療をします。
今、主に行われているのは青色から緑色のライトを浴びる治療、
「光線療法」を行います。さらに程度が重くなった場合には
「交換輸血」といって血液を全部入れ替えてしまって、
体の外にビリルビンを出してしまうという治療をすることがあります。
交換輸血を行わなければいけないほどの高いレベルの
高ビリルビン血症になった場合は、「核黄疸」と言って
脳の中にビリルビンが沈着して脳性麻痺に
至ってしまうことがあるので、
治療をしなければいけないということが言われています。
日本人のお子さんであればある程度はみんな黄色くなりますので、
何かもともとの病気があって赤血球が壊れやすいとか、
そういうような状況がない限りは光線療法のみで
改善していくものだと思ってもらって結構です。
 
******************************************************

「新生児高ビリルビン血症」、新生児の6割が発症するということは、
よくある疾患のひとつなんですね。
きちんと治療法もあり、重篤化することはまれだそうなので、
それほど神経質になる必要はない病気であるといえそうです。
では、殺虫剤や虫よけ剤は使用頻度をそれぞれ
減らしたり増やしたりしたほうが、
赤ちゃんの健康にとっては望ましいのかどうか…
来週の番組の中でご紹介しますね。
現在妊娠中、またはこれから妊娠を希望している方は、
ぜひ参考にしてください。

2020年10月 2日 14:00